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好きな映画、音楽などマイペースにつづってます★
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祝!『スラムドッグ・ミリオネア』公開記念!

というわけで、その監督、ダニー・ボイル特集です。笑


*story*
ヘロイン中毒のレントン(ユアン・マクレガー)は、仲間たちと愉快ででたらめな日々を過ごしていた。ロンドンで仕事を見つけたものの、仲間たちのせいで結局クビに。そんなところへ、売人から大量のドラッグを売りさばく仕事を持ちかけられて……。イギリスでカルト的な人気を得、舞台にもなったI・ウェルシュの同名小説に、秀作スリラー「シャロウ・グレイブ」のチームが挑んだ話題作。




本作はダニー・ボイルの2作品目になります。
一作目の『シャロウ・グレイブ』はなんかあんまり覚えてないので…
すんません、2作目からで♪笑

とか言って『トレインスポッティング』も観たの何年も前なので(1996年作品)
これもあんま覚えてないんですが…(おい)


私この映画好きです。
麻薬中毒の若者のグータラな青春話で、
ロンドン一汚いトイレなんかも出てきちゃったりしますが、
最高です。

…いや本気で!

映像、音楽、ストーリー、全部かんぺきです。
特に私が好きなのは冒頭のシーン。

若かりしユアン・マクレガーが街を猛ダッシュ。
バックにはイギー・ポップの「Lust for Life」が流れる。

あぁ!これを観ただけでわくわくしますねぇ!
なんだかわかんないけど「おもしろそう」ってテンション上がるんです。

それからラストがいいです。
レントンが最後に、仲間と別れて一人ずんずん歩き出すところ。
前向いて、新しい人生に踏み出すぞーて感じな。
うーん、青春。

ちょっと怪しげで、暗い部分もあり、
背筋がぞくぞくするようなかっこよさと、
セリフ、映像、音楽がぴったりハマった映画です。


それにしても…今写真とか見るとユアン・マクレガー…

若っ!!
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だいぶ間が空きましたが…
私が卒論で使用した映画シリーズその③。
スパイク・リー監督・主演、1989年の作品です。


*story*
舞台は、ブルックリンの黒人街ベッドフォード・スタイヴェサント。街の小さなラジオ局“ウィ・ラブ・ラジオ”をひとりで切り盛りするミスター・セニョール・ラブ・ダンディのDJがモーニング・コールになって、その年一番の暑さを記録することになった夏の一日が始まった。そして物語は、主人公のイタリア人が経営するピザ屋の宅配人ムーキー(スパイク・リー)を軸に、彼の周りの、ヒップな活動家、ストリートの飲んだくれの哲人、ピザ屋を経営するイタリア人親子、小さなスーパーを開いている韓国人の若いカップル、友人達など様々な人種の日常を追ってゆき、その過程で生じるいろいろな問題点を孕みながら、衝撃のラストへと向かって行く……。





これは論文書くのかなーり難しい作品でしたよー。ええ。
ちなみに言いたいこと多すぎてブログですら何書こうか悩む…

というわけで、キング牧師とマルコムXについて書こうと思います。

…いや、作中この二人の写真や話題がよく取り上げられるので。
あ、ちなみに写真もこの二人です。


キング牧師とマルコムX。
二人は共に人種差別を撤廃するため活動した方々です。

キング牧師は非暴力の精神。
マルコムは反対に暴力的。「目的のためなら手段を選ばず」派。

この作品のラスト、この二人の以下のような言葉が登場します。

 キング 「人種差別を暴力で撤廃しようとするのは愚かだ
       暴力は憎しみしか生まない」

 マルコム 「私は自己防衛のための暴力を“知性”と呼びたい」

これだけ正反対だった二人ですが、マルコムは晩年、
過激な思想を持つ自身が所属する教団(ネーション・オブ・イスラム)を抜け、
メッカに巡礼に訪れるなどして、
少しずつ自身の思想を新たな方向へ向け始めていました。
彼は、それまで非暴力を唱えるキング牧師に否定的でしたが、
晩年は「キング牧師と会って話がしたい」と言っていたそうです。

彼はその希望を叶えることなく暗殺されてしまうのですが、
一度、二人が顔を合わせた時があるのです。
ただすれ違っただけだったので、じっくり話ができず、握手だけ。

その時の写真がこの映画で使われていたのです。
二人が笑顔で握手を交わす写真が。


映画のラスト、イタリア系白人の一家と黒人たちの間でいざこざが起き、
それが元で警察が出動。

白人の警官たちは争いを止めるべく、黒人の一人を殺してしまいます。
怒ったムーキー(スパイク・リー)は突然、ドラム缶で
イタリア系一家の経営する店の窓ガラスをぶち壊すのです。

そこから黒人たちによる破壊が始まり、
ついには店に火が放たれます。

燃え盛る店の中、一人の黒人があの写真を貼りに行きます。
そう、キング牧師とマルコムの写真です。

暴力と非暴力。
全く正反対の二人が手を取り合って歩みだそうとした時の写真。

しかし作中で黒人たちが差別に対する怒りとして取った行動は、
破壊と暴力でした。しかもそのきっかけを作ったのは監督自身。

目の前で白人によって苦しめられる仲間を見て、
一体彼らは何をすべきなのか。

監督はそれに屈せず、暴力を持って立ち向かった。
負けてはならない、そう言っているように。

しかし私には、燃え盛る炎の中の、二人の写真が悲しく見えました。

一体何が正しいことなのでしょう。
「Do the right thing」、“正しいことをしろ”、
そう言うけれど、正しいことって一体何なんでしょう。


作中、黒人たちの差別されてきた歴史を垣間見せるようなところもあり、
すごくよくできてるなぁ、とか偉そうに思っちゃいました。笑

あと、異人種間の関係に対する不満や、
黒人たちに対する批判の目などもこの作品にはあるような気がしました。

でもこれは、ぜひ観て欲しい映画です。
スパイク・リーの中でも本当におもしろい映画だと思います。

ただ論文書くのは大変だったなぁ。難しいんだもーん。

前回の続きで、卒業論文で使用した映画について書きたいと思います。


*story*
1948年、夏。長年勤めた教職を退いたデイジー(ジェシカ・タンディ)は未亡人。まだまだ元気いっぱいの彼女だったが、寄る年波には勝てず、ある日運転中にあやうく大事故を引き起こしかける。無くなった父の跡を継いで会社の社長となっていた息子のブーリー(ダン・エイクロイド)は、そんな母の身を案じ、専用の運転手(モーガン・フリーマン)を雇うことにした……。



今回はいい写真が見つからなかったので写真無しで。

ユダヤ系白人老婆と黒人運転手の交流を描いた作品です。
最初、デイジーは黒人のホーク(モーガン・フリーマン)を激しく拒絶。
理由は黒人だから。差別心からです。

しかし、20年以上も一緒にいることで、二人の関係にも変化が訪れます。


これまでの映画の中の黒人たちは、勝手な白人のイメージで描かれていました。前回私が日記に書いた『風と共に去りぬ』もそうですが。
そのイメージでは、黒人は無学で愚か、いつものん気で明るいのです。
正しい英語を話さず、おしゃべりで、白人にへらへら。
これが定番のイメージ、つまり黒人のステレオタイプでした。

が!この映画のモーガン・フリーマン演じるホークは少し違いました。

一見ステレオタイプの黒人労働者なのですが、
彼は時折、自分が過去に受けた差別の傷跡を見せるのです。
デイジーに、自分も人間である、という意見を言うのです。

彼の明るい笑顔の裏に、とても深く残酷な運命がある。
この映画では、黒人は少し人間らしく描かれているのです。


ところで、デイジーはユダヤ系。
作中、彼女も差別的に見られるシーンがあります。

黒人はKKK(クー・クラックス・クラン)という白人至上主義集団によって激しい迫害をうけていましたが、ユダヤ人が彼らに攻撃された過去もあるのです。

ホークは黒人として差別されるが、彼女は白人。
しかしユダヤ系。だから差別をされる。
この映画を観て、差別する側とされる側は紙一重だな、と思いました。
白人だけども差別を受ける。白人と黒人なんて、あんまり差はないように感じられました。

デイジーをユダヤ系として描くことで、
平等を描いていたのかな、と思います。


ちなみにモーガン・フリーマンの深みある演技が感動的です。





もう少しで学生生活も終わり…

そこで!私が大学で学んだことについて書こうかな…
と思い立ちまして。

私は人種差別、主にアメリカの黒人差別について学び、
それにまつわる映画について卒論を書きまして。

というわけで、それらの映画のことを紹介したいと思います。
まずは言わずと知れた超大作から。


*story*
南北戦争勃発寸前のアメリカ。南部の大富豪の娘にして、絶世の美女スカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)は、名家の御曹司アシュレー(レスリー・ハワード)に思いを寄せていた。しかし、彼が別の女性と結婚するといううわさを聞いてしまい、嫉妬からとんでもない行動を取ってしまう。



実はスカーレットの乳母役で出演していた黒人女優のハッティ・マクダニエルが、黒人として史上初めてアカデミー賞助演女優賞に輝いていたのです!

この映画が公開されたのは1939年。
まだまだ黒人が虐げられていた時代。

それだけにこの快挙に全米黒人地位向上協会(NAACP)はじめ
世の黒人たちは彼女を褒め称えます。

しかし、それ以降彼女には乳母のイメージが定着し、
それ以外の役はこなくなってしまいました。

それでも乳母役を引き受け続ける彼女に対し、
黒人たちからの非難も生まれ始めてしまいます。

なぜ同じ黒人から非難を受けたか。
それは、世話好きで白人の主人に忠実な黒人の乳母は
白人によって作られた勝手な黒人女優のイメージであり、
そこに一人の人間としての描写は無かったからです。

なぜ彼女は乳母を演じ続けたか。それは…

「黒人の女優には週7ドルで本当のメイドをやるか、
週70ドルでメイドを演じるかしか仕事がないからよ。」

彼女に選択肢はありませんでした。

女優に限らず、全ての黒人俳優は現在のようにスクリーンの中で
自由に個性を発揮することはまだまだなかったのです。



いろいろ書くと収まりつかなくなりそうなので、
今回は一俳優ハッティ・マクダニエルに的を絞ってみました。

黒人の描かれ方に注目してこの映画を観てみると、
また違った見方が出来ると思います。ただの超大作じゃなく。
myオススメ映画のご紹介。

この前の日記で紹介した『ロックンローラ』の監督、
ガイ・リッチーのデビュー作です。


*story*
ロンドンの下町に生きるエディ(ニック・モラン)はある日、仲間3人から金を集め、ギャンブルに投資するが惨敗。逆にその元締めに多額の借金を背負ってしまう。返済猶予は一週間。途方に暮れるエディたちだったが、彼らは偶然隣人の強盗計画を耳にする。




これがこの監督の第一作目になるのですが、
最新作の『ロックンローラ』が一番これに近かったと思います。

イギリスのギャング、マフィアの群像劇。
多彩な登場人物に予想もつかないストーリー展開…

この作品にはこれ以降の彼のスタイルが集約されています。
ガイ・リッチーの映画観たことない人は絶対一作目から見た方がいい!
この作品を観ればハマります。笑 (多分)

キャラが多くて「みんなどうなるんだー」って感じですが、
ちゃんと一人ひとりにオチがあり、スッキリです。

出てくるキャラはみんなダメダメだったりおバカばっかり。
だからただのギャング映画よりどす黒くないし、
笑えて、おまけにクールな仕上がりです。
何よりキャラクターへの監督の愛情を感じます。

だからかもしれませんが、キャラがいいんですよ!
特にエディの父役のスティングがイカしてます。最高に。

オススメです。DVDがレンタルで多分どこにでもあります。(適当)
今月の頭くらいに観ました。イギリス映画。
私の好きな監督、ガイ・リッチーの新作です!


*story*
ロシアをはじめ東欧の資本が続々と流入し、不動産バブルに沸くロンドン。裏社会にもその波は押し寄せ、昔気質の顔役レニー・コール(トム・ウィルキンソン)もこれまでの流儀が通用しない相手の登場に危機感を募らせる。そんな中、街の小悪党ワンツー(ジェラルド・バトラー)とその仲間たちも甘い汁を吸おうと不動産投資に手を出して大ヤケド。レニー・コールに多額の借金を負ってしまうハメに。そんな窮地のワンツーにセクシーな女会計士(タンディ・ニュートン)が近づいてくるのだが…。


Rockn' rollla


いやいや、最高おもしろかったです。
なんでこれが日本で2館でしか上映されないのか!
しかも早めに上映終了。見逃すとこやった…

監督のデビュー作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』
のように、今回も登場人物が多く、彼らが複雑に絡みます。

その割りに最後はスルスルと固く結んだ紐が解けるように進み、
そしてものすごい勢いで一気に駆け抜けます。
それがもうすごいかっこよくて、爽快なんですよねー。

映像も凝ってて音楽も最高にかっこよくて、
バカっぽいところもあるのにあのラストの怒涛の展開は
クールの一言です。頭のいい人だなーと思います、ガイ・リッチー。

主演のジェラルド・バトラー大好きなんですが、
今作ではジョニー役のトビー・ケベルがかっこよかった。
彼はラストでちょっといいトコどりやったけど。笑

もう上映終了してしまってるので、DVDでぜひ!
前回のカジノ・ロワイヤルに引き続き、
007最新作のレビューです。

いやいや…今回もボンドが…素敵です。


*story*
 何者かの陰謀によって愛するヴェスパーを亡くし、復讐を誓ったボンド(ダニエル・クレイグ)は、彼女を操っていたミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)を捕らえ、真相を究明すべく尋問する。そして、彼の背後には世界中の有力者や諜報機関をも取り込む巨大な組織が存在していることを知るのだった。その調査のため、まずハイチに向かったボンドは、そこでカミーユ(オルガ・キュリレンコ)という謎めいた女性と出会う。さらに彼女を通じ、組織の幹部ドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)を突き止めるボンド。グリーンの表の顔は、環境保護のため土地を買収する慈善団体“グリーン・プラネット”のCEO。だがその裏では、ボリビアの土地に眠る貴重な天然資源の独占を目論み、それを機に世界支配を企んでいた。上司M(ジュディ・デンチ)から、グリーンの陰謀を阻止する任務を私情を挟まず遂行せよ、と念を押されるボンド。ところが、カミーユも実はグリーンと共謀するボリビアの将校に愛する家族を殺され、復讐の機会を窺っていると知ったボンドは、彼女と共にグリーン打倒へ奔走していく。


quantum of solace


いやー今回も…最高でした。
私がどれほどこのnewボンドシリーズに惚れているか、
詳しくはコレの一個前の日記を読んでください。笑

今作も冒頭からすごいです。ド迫力のカーチェイス!
やはりまた走ってますよ、ボンドさん。かなーり。


シリーズ始まって以来、初の続編らしく、
前作に引き続き愛に揺れるボンドが見れます。
まだ完全無欠、感情を見せないボンドではないようです。

ただ前回よりも、ストーリー上悲しみを滲ませているというか、
ちょっと憂いを帯びたような感じで、これも今までに無いボンドではないでしょうか。私はこの辺も好きです!

ラストは、本当の意味での新しいボンドの誕生やな!と思い、これからどういう風に00(ダブルオー)として彼が変わっていくのか楽しみです。

主演のダニエル・クレイグは、シリーズ史上一番長くボンドを演じることになるのではないか、という風に言われていますが、本当にそうなって欲しいですねー!そんくらい素敵です。スーツ似合いすぎー!

彼はこういう超クールな役もすごくいいと思うけど、
「レイヤーケーキ」の時みたいにクール過ぎない役も私は好きです。
「レイヤーケーキ」は前にレビュー書いた気がするけど、超オススメっす。

ダニエル・クレイグ、「ディファイアンス」とかにも出てたけど、
「007」シリーズ以外でもたくさん活躍してほしいですね!
もちろんボンド姿もまた早く観たい!

ちなみに私は、今回の主題歌も好きですね。
アリシア・キーズ&ジャック・ホワイトですよ!かっこいい。
オープニングに流れるので要チェックです。

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