好きな映画、音楽などマイペースにつづってます★
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前回の続きで、卒業論文で使用した映画について書きたいと思います。
*story*
1948年、夏。長年勤めた教職を退いたデイジー(ジェシカ・タンディ)は未亡人。まだまだ元気いっぱいの彼女だったが、寄る年波には勝てず、ある日運転中にあやうく大事故を引き起こしかける。無くなった父の跡を継いで会社の社長となっていた息子のブーリー(ダン・エイクロイド)は、そんな母の身を案じ、専用の運転手(モーガン・フリーマン)を雇うことにした……。
今回はいい写真が見つからなかったので写真無しで。
ユダヤ系白人老婆と黒人運転手の交流を描いた作品です。
最初、デイジーは黒人のホーク(モーガン・フリーマン)を激しく拒絶。
理由は黒人だから。差別心からです。
しかし、20年以上も一緒にいることで、二人の関係にも変化が訪れます。
これまでの映画の中の黒人たちは、勝手な白人のイメージで描かれていました。前回私が日記に書いた『風と共に去りぬ』もそうですが。
そのイメージでは、黒人は無学で愚か、いつものん気で明るいのです。
正しい英語を話さず、おしゃべりで、白人にへらへら。
これが定番のイメージ、つまり黒人のステレオタイプでした。
が!この映画のモーガン・フリーマン演じるホークは少し違いました。
一見ステレオタイプの黒人労働者なのですが、
彼は時折、自分が過去に受けた差別の傷跡を見せるのです。
デイジーに、自分も人間である、という意見を言うのです。
彼の明るい笑顔の裏に、とても深く残酷な運命がある。
この映画では、黒人は少し人間らしく描かれているのです。
ところで、デイジーはユダヤ系。
作中、彼女も差別的に見られるシーンがあります。
黒人はKKK(クー・クラックス・クラン)という白人至上主義集団によって激しい迫害をうけていましたが、ユダヤ人が彼らに攻撃された過去もあるのです。
ホークは黒人として差別されるが、彼女は白人。
しかしユダヤ系。だから差別をされる。
この映画を観て、差別する側とされる側は紙一重だな、と思いました。
白人だけども差別を受ける。白人と黒人なんて、あんまり差はないように感じられました。
デイジーをユダヤ系として描くことで、
平等を描いていたのかな、と思います。
ちなみにモーガン・フリーマンの深みある演技が感動的です。
*story*
1948年、夏。長年勤めた教職を退いたデイジー(ジェシカ・タンディ)は未亡人。まだまだ元気いっぱいの彼女だったが、寄る年波には勝てず、ある日運転中にあやうく大事故を引き起こしかける。無くなった父の跡を継いで会社の社長となっていた息子のブーリー(ダン・エイクロイド)は、そんな母の身を案じ、専用の運転手(モーガン・フリーマン)を雇うことにした……。
今回はいい写真が見つからなかったので写真無しで。
ユダヤ系白人老婆と黒人運転手の交流を描いた作品です。
最初、デイジーは黒人のホーク(モーガン・フリーマン)を激しく拒絶。
理由は黒人だから。差別心からです。
しかし、20年以上も一緒にいることで、二人の関係にも変化が訪れます。
これまでの映画の中の黒人たちは、勝手な白人のイメージで描かれていました。前回私が日記に書いた『風と共に去りぬ』もそうですが。
そのイメージでは、黒人は無学で愚か、いつものん気で明るいのです。
正しい英語を話さず、おしゃべりで、白人にへらへら。
これが定番のイメージ、つまり黒人のステレオタイプでした。
が!この映画のモーガン・フリーマン演じるホークは少し違いました。
一見ステレオタイプの黒人労働者なのですが、
彼は時折、自分が過去に受けた差別の傷跡を見せるのです。
デイジーに、自分も人間である、という意見を言うのです。
彼の明るい笑顔の裏に、とても深く残酷な運命がある。
この映画では、黒人は少し人間らしく描かれているのです。
ところで、デイジーはユダヤ系。
作中、彼女も差別的に見られるシーンがあります。
黒人はKKK(クー・クラックス・クラン)という白人至上主義集団によって激しい迫害をうけていましたが、ユダヤ人が彼らに攻撃された過去もあるのです。
ホークは黒人として差別されるが、彼女は白人。
しかしユダヤ系。だから差別をされる。
この映画を観て、差別する側とされる側は紙一重だな、と思いました。
白人だけども差別を受ける。白人と黒人なんて、あんまり差はないように感じられました。
デイジーをユダヤ系として描くことで、
平等を描いていたのかな、と思います。
ちなみにモーガン・フリーマンの深みある演技が感動的です。
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