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ここ一週間で観た映画その③。

またまた監督デビット・フィンチャーとブラピのコンビ。


*story*
 1918年、ニューオーリンズ。ある一組のカップルの間に男の子が産まれる。しかし、その赤ん坊は80歳の老人と見まがうほど奇異な容貌をしていた。ショックを受けた男は困り果てた末、赤ん坊を老人養護施設に置き去りにしてしまう。そして、施設を営む黒人女性クイニー(タラジ・P・ヘンソン)に拾われた赤ん坊はベンジャミン(ブラッド・ピット)と名付けられ、献身的に育てられるのだった。成長するにつれ髪が増え、皺が減り、車椅子から立って歩けるようになるなど、普通の人間とは逆に若返っていくベンジャミン。やがて少年期を迎えた彼はある日、施設入居者の孫娘で6歳の少女デイジー(ケイト・ブランシェット)と出会う。それは、これから様々な経験を積み壮大な人生を歩んでいくベンジャミンにとって、今後かけがえのない存在となる女性との運命の出逢いだった…。

the curious case of Benjamin Button

私、フィンチャー好きなんです。
確か彼は『エイリアン3』で長編映画デビューしてたと思うんですが、
その後『セブン』、『ファイトクラブ』、『ゾディアック』などを撮ってますね。
全部好きで何回か観てますが、これらとは明らかに毛色の違う映画ですね。

でもいつだってこの人は、深い人間ドラマを描いている!
と私は強く思うのです。はい。
人物の心理描写がかなり丁寧というか…


ベンジャミンは80歳の体で生まれます。(知能は子ども)
なので80歳になる頃には体は子どもなわけです。
デイジーが劇中、「最後には誰でもオムツをつけるわ」
と言いますが、確かに子どもに戻ってしまうお年寄りもいます。
そう考えて、彼が80歳で赤ん坊のようになっている姿を見ると、
なんか、あんまり周囲の普通に歳重ねてる人と変わんないなー、
と思いました。

彼の他の人との大きな違いは、
大切な人と一緒に老いることができない、ということだけで、
その他はあんまり変わらないのかも。

そんなベンジャミンは様々な場所へ行き、多くの人に出会います。
自分の思うまま進み、感じたことのない物を感じます。

どんな形で歳とったかなんて関係ない。
どんな人でも、もう歳だから、なんて関係ない。
いくつになってもできることがあるし、挑戦できる。
たくさんの出会いを経験し、自分の世界を広げることはできる。
長い人生の中で、変わらないものだって、きっとある。

ベンジャミンの姿を見てそう思えました。


私は過去のフィンチャー作品も大好きですが、
この作品もすごく好きです。なんか映像の凝った感じは
前ほどじゃないかなーと思ったけど。

キャストも豪華やし、脚本もエリック・ロス(フォレスト・ガンプの)
やから、ちょっとガンガン泣かせにかかるんかなーと
少々不安に思ってましたが、そんなことありませんでした。
(私はちょっと泣いたけど)
結構サラッとしていて、クールな感じでよかった。さすが!


ところで…
フィンチャーの作品は必ずと言っていいほど、上映時間が長い!!

ご覧になる方は是非事前にお手洗いをお済ませ下さい。
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こよなく愛す20代のおなごです。
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