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前の日記の続き。
『ビフォア・サンライズ』の続編。
前作(1995年)から9年後・・・


*story*
9年前、ユーロトレインの車内で偶然出会い、ウィーンの街で一夜だけを共にしたアメリカ人のジェシー(イーサン・ホーク)とフランス人のセリーヌ(ジュリー・デルピー)。半年後の再会を約束したものの、それは果たされぬまま9年の月日が流れた。作家となったジェシーは、パリの書店で行なわれたキャンペーンの席で遂にセリーヌとの再会を果たす。喜びを分かち合う2人だったが、彼らに残されていた時間はジェシーがNY行きの飛行機に乗るまでの、たった85分間。2人はパリの街をさすらいながら、9年の空白を埋め合わせるかのように、それぞれの思いを語り合うのだったが…。



『ビフォア・サンライズ』と『ビフォア・サンセット』・・・
この2作はぜひ順番に両方観ていただきたいですね。
私はこの2作目を観て、よりこのシリーズ好きになりました。

9年後の二人の姿、関係。
これがすごくリアルで、1作目とは違った切なさを生んでます。

あの頃とは違い、二人は歳をとって、それぞれの生活があるのです。
だから、若い頃とは違ってどうすることもできない状況があるし、
(世間体とか仕事とか家庭とか)何より精神的に大人になって、
若い頃程の情熱とか、輝きとか?無いわけです。
ほんで二人でいると思い出しちゃうわけです、あの頃の自分たちを。

タクシーかなんかに乗って、二人がしゃべるシーンで、
ジェシーが書いた小説(これは9年前のセリーヌとのことが書かれてます)
を読んだセリーヌが、

「あなたのせいであの頃の私がどんなにみずみずしかったか、
 思い出しちゃうのよ!!」

と半泣きで叫んでいたのがなんとなく泣けた・・・
切ないですよねー、いろんな意味で。


それから!前回の日記で私が上げた、お気に入りシーン2つ。
(前回の日記読んでください。すんません。)

①1作目・・・ジェシーが車でセリーヌの髪を触ろうとするシーン
 2作目・・・同じく車で、セリーヌがジェシーの頭を触ろうとするシーン

⇒ジェシーはよく見る夢の話をします。それがまた切なくて・・・
 たまらずセリーヌが彼の頭を触ろうとするのですが、止めます。
 だって、恋人とかじゃないし、この先も絶対そうならないから。
 1作目とは全然違うムードです。

②1作目・・・レコード店の視聴ボックスで目を合わさないようにする二人
 2作目・・・セリーヌのアパートの階段を無言で並んでのぼる二人

⇒同じように無言のシーン。
 でも!雰囲気が全然違う!
 2作目は迫る別れに完全に二人のやるせなさと悲しみが滲んでいます。


全然違うんですよー間(ま)とか!雰囲気とか!
同じキャスト、監督だから余計ですかね。
リアルです。切ないです。

ちなみに脚本も監督と主演二人で行っているから、
余計にリアルな感じなんですかね。

いいですよー、がんがん泣ける映画ではないけど、
とても丁寧な映画で、その隅々から人物の気持ちとか、
微妙な空気感が滲んでいます。(2作とも)
作り手の思いの強さもひしひし感じます。

ただ・・・1作目の邦題が・・・謎。
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こよなく愛す20代のおなごです。
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