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好きな映画、音楽などマイペースにつづってます★
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おめでとう、アカデミー賞8部門受賞!
『スラムドッグ$ミリオネア』公開記念!
ワタクシのダニー・ボイル特集最終回でーす。


*story*
 インドの国民的人気番組“クイズ$ミリオネア”。この日、ムンバイ出身の青年ジャマール(デヴ・パテル)が、次々と難問をクリアし、ついにいまだかつて誰も辿り着けなかった残り1問までやって来た。ところが、1日目の収録が終わりスタジオを後にしようとしたジャマールは、イカサマの容疑で警察に逮捕されてしまう。スラム育ちの孤児でまともな教育を受けたこともないジャマールがクイズを勝ち抜けるわけがないと決めつけ、執拗な尋問と拷問を繰り返す警察。ジャマールは自らの無実を証明するため、これまでに出された問題の答えは、すべてストリートで生きながら学んだと、その過酷な過去を語り始めるのだったが…。

slumdog$millionaire


この人の映画は結局、愛とか希望がテーマな気が…
行き着くとこはやっぱそこ?
近年の作品は特に。

『ミリオンズ』にちょっと近いかな。と思いました。
ただ『ミリオンズ』よりもっと社会派な感じやけど。


スラムで生きる少年の過酷な人生をなぞって話が展開するんですが、
それがあまり「いかにも悲惨!」って感じで描かれていないんですよ。

だから、逆に余計子どもたちの生命力というか、強さや素直さを感じるし、
この映画で最も大切な「愛」の話が際立ちます。

実際ジャマールがミリオネア出たのだって、愛する女の子のためだし。
お金目的じゃないし。

必死に生きて、たった一つの愛を信じ続ける…
あー…そりゃー感動するにきまっとる。笑
いや本当にいい映画でしたよ。


でも!

前評判からこぞっていろんな人が「いい映画」とか
「映像がいい」「音楽がいい」とか言ってるけど…

いやいや、それ前からじゃね?

みたいな。
ダニー・ボイルの映像や音楽がいいのは前からだし、
こういう内容の映画だって前から作ってたよ!?

…って、ちょっと思ったんですよねー。あはは。

まぁ…ボイル作品の中でも『ザ・ビーチ』は私の中では全く理解不能で
二度と観たくない映画ランキング上位やけどね…

とにかくおめでとう、ダニー・ボイル氏!
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ダニー・ボイル特集その④!

今回は子どもが主役のファンタジーです。


*story*
 キリスト教マニアの信心深い8歳の男の子ダミアン(アレックス・エテル)と10歳になる現実主義者の兄アンソニー(ルイス・マクギボン)。ママを亡くしたばかりの2人は、パパとともに郊外の街へと引っ越しをする。そんなある日、秘密基地で遊んでいたダミアンの目の前に、大きなバッグが降ってきた。中身はなんと22万ポンドの札束。折しもイギリスではユーロへの切り替えを控え、ポンド紙幣も12日後には紙クズになってしまう。アンソニーは大人には内緒にして自分たちで使い切ろうと言い出し、さっそく欲しかった物を買いまくる。一方、神様からの贈り物と信じるダミアンは、貧しい人に分け与えようと考えるのだが…。

millions


やっぱ子ども主役の映画ってずるいなぁ。
かわいすぎる。笑

ダミアン(悪魔の子と同じ名前!なのに信心深い)が真顔で…

 「Are You Poor?(真剣)」

と他人に尋ねる姿がウケた。笑


なんていうか…
「欲望」というものに程遠いと思われたナントカ教の信者さんたちが、
ダミアンがこっそりと寄付した多額のお金で、
家電とか買いあさってたのが笑えた…

ああ!人間って!!

皮肉…皮肉です、ダニー・ボイル!


でも多額のお金を手にしても、
決して埋められない心の隙間はあるもので…
ダミアンにもアンソニーにも。もちろんみんなにも。

それを埋めてくれるのはやはり、家族とか、いろんな愛とか…
お金があったって人は楽しくなれるもんじゃーない。

…って感じな映画だと思います。

いい映画ですよ。ほのぼのします。


ダミアン役の男の子、最近では『ウォーター・ホース』に出演してたかな?

あぁ、子どもってずるい。
ダニー・ボイル特集その③…

ちなみに前回の『普通じゃない』のとき、
「ユアン・マクレガー2度目の起用」、的な事を書きましたが、
『シャロウ・グレイブ』でも出演してたので3度目ですね。申し訳ありません。

さぁさぁ!今日は私のスター(?)、キリアン・マーフィ主演作ですよ!


*story*
 怒りを抑制する薬を開発中のとある霊長類研究所。ある夜、精神を冒し即効性の怒りを発するウィルスに感染している実験用チンパンジーが、侵入した動物愛護活動家たちによって解放されてしまう。その直後、活動家の一人がチンパンジーに噛まれて豹変、仲間に襲い掛かる…。そして28日後。交通事故で昏睡状態に陥っていた自転車メッセンジャーのジム(キリアン・マーフィ)は、ロンドン市内の病院の集中治療室で意識を取り戻す。ベッドから起き廊下をさまようジムだったが、院内にはまったく人の気配がなかった。人の影を求めて街へ飛び出したジムは、そこで驚くべき光景を目にする…。

  28dayslater

ホラーです。はい。(2003年作品)

私には…恐ろしかったです。この映画。

ダニー・ボイルじゃなかったら多分『バイオハザード』?
『ゾンビ』?それとも『アイ・アム・レジェンド』?みたいになっていたかも。

映像、音楽、ストーリー展開…不思議な雰囲気で恐怖感漂いまくり。
荒廃したロンドンや感染者に追い回される暗く恐ろしい画と、
時々出てくる美しい映像とのコントラストがいい感じでした。

しかも結局感染者より普通の人間の方が恐ろしい、
っていう皮肉的な表現はまさに!って感じですな。

それにしてもキリアンがやたらに脱いでいる…笑
冒頭から全裸て!さっすが~

続編で『28週後…』っていうのが何年か前に公開されましたが、
こちらではダニー・ボイルが製作総指揮に。
キリアンは出演していません。

だから観てないけどねー♪
だってキリアン出てないしー。
それにおもしろくなさそうやったんやもーん。(こら)

『28日後…』の方はなかなかオススメですが、
夜中に一人で観ないほうがよろしいかと思います…
だいぶ間空いたけど

祝!『スラムドッグ・ミリオネア』公開記念!
ダニー・ボイル特集その

二度目のユアン、そしてキャメロン・ディアス共演。


*story*
心優しい誘拐犯とタフな社長令嬢とのアンバランスな恋の行方を、オフビートな笑いに包んで描く。共演にホリー・ハンター。人気小説家になる事を夢見ながら、巨大企業の清掃人として働くロバート(ユアン・マクレガー)。突然クビになった事に抗議に向かった彼は、そこにたまたま居合わせた社長令嬢(キャメロン・ディアス)を誘拐するハメになってしまう...
 

 
1997年作品です。
なんかあんま批評家筋から評判良くなかったんやっけ?この映画…
でも私は好きですけどね。

やはりダニー・ボイル。映像と音楽はかっこいいです。
テンポとか全体の雰囲気(ちょっとあやしげで不思議な感じ?)
も良く(トレスポには劣るけど)、好きです。

何がイイって俳優がね!
キャメロン・ディアス、キャリア史上最高にかわいくて魅力的!

…と、勝手に思ってます。

ユアン・マクレガー…ダメキャラやけどキャリア史上最高にキュート!

…と、勝手に思ってます。


なんていうんですかね、ただの恋愛映画じゃなく、
ちょっとエッヂのきいたラヴ・ストーリーって感じかな?

元気になりますよー。ハッピーな感じ?
ある意味『トレインスポッティング』より観終わったあとすっきりかも。笑

若い二人に酔いしれてください。オススメです。
祝!『スラムドッグ・ミリオネア』公開記念!

というわけで、その監督、ダニー・ボイル特集です。笑


*story*
ヘロイン中毒のレントン(ユアン・マクレガー)は、仲間たちと愉快ででたらめな日々を過ごしていた。ロンドンで仕事を見つけたものの、仲間たちのせいで結局クビに。そんなところへ、売人から大量のドラッグを売りさばく仕事を持ちかけられて……。イギリスでカルト的な人気を得、舞台にもなったI・ウェルシュの同名小説に、秀作スリラー「シャロウ・グレイブ」のチームが挑んだ話題作。




本作はダニー・ボイルの2作品目になります。
一作目の『シャロウ・グレイブ』はなんかあんまり覚えてないので…
すんません、2作目からで♪笑

とか言って『トレインスポッティング』も観たの何年も前なので(1996年作品)
これもあんま覚えてないんですが…(おい)


私この映画好きです。
麻薬中毒の若者のグータラな青春話で、
ロンドン一汚いトイレなんかも出てきちゃったりしますが、
最高です。

…いや本気で!

映像、音楽、ストーリー、全部かんぺきです。
特に私が好きなのは冒頭のシーン。

若かりしユアン・マクレガーが街を猛ダッシュ。
バックにはイギー・ポップの「Lust for Life」が流れる。

あぁ!これを観ただけでわくわくしますねぇ!
なんだかわかんないけど「おもしろそう」ってテンション上がるんです。

それからラストがいいです。
レントンが最後に、仲間と別れて一人ずんずん歩き出すところ。
前向いて、新しい人生に踏み出すぞーて感じな。
うーん、青春。

ちょっと怪しげで、暗い部分もあり、
背筋がぞくぞくするようなかっこよさと、
セリフ、映像、音楽がぴったりハマった映画です。


それにしても…今写真とか見るとユアン・マクレガー…

若っ!!
前回の日記まで3回、
私が卒業論文で使用した映画の紹介をしましたが…
(っていうか実は論文にはまだ他の映画のことも書いたけど)

なんか書き出すとまとまんなくなっちゃって、
しまいには論文の内容そのまま全部書いちゃいそうで(笑)
なかなか難しかったっす…

それでも、一人でも多くの人にこれらの作品を観て欲しいと思います。

こういう事実(人種差別)があったこと、
自分達の権利のために必死に戦った人たちがいたこと、
それをより多くの人に知ってもらうため、
私が紹介したような映画たちがあるのだと思います。

それに、映画を通して世間と戦う監督や俳優もいました。
私は映画が大好きですが、ただ楽しむだけでなく、
そういう映画人たちの姿を、意志を、
少しでも汲み取ることができればいいと思います。

映画は時代を反映するものだと思うから、
私たちが現実に目を向ける、そのきっかけをくれるものでもあると思います。

でもやはりそれは「きっかけ」。
大切なのは自分の目で現実を見ようとすることだと私は思う。


卒論だいぶむずかったけど…
大好きな映画について書けて満足!
先生にだいぶいろいろ心配されたけど満足!笑

いやぁ映画って、本当にいいものですね☆(古?)




だいぶ間が空きましたが…
私が卒論で使用した映画シリーズその③。
スパイク・リー監督・主演、1989年の作品です。


*story*
舞台は、ブルックリンの黒人街ベッドフォード・スタイヴェサント。街の小さなラジオ局“ウィ・ラブ・ラジオ”をひとりで切り盛りするミスター・セニョール・ラブ・ダンディのDJがモーニング・コールになって、その年一番の暑さを記録することになった夏の一日が始まった。そして物語は、主人公のイタリア人が経営するピザ屋の宅配人ムーキー(スパイク・リー)を軸に、彼の周りの、ヒップな活動家、ストリートの飲んだくれの哲人、ピザ屋を経営するイタリア人親子、小さなスーパーを開いている韓国人の若いカップル、友人達など様々な人種の日常を追ってゆき、その過程で生じるいろいろな問題点を孕みながら、衝撃のラストへと向かって行く……。





これは論文書くのかなーり難しい作品でしたよー。ええ。
ちなみに言いたいこと多すぎてブログですら何書こうか悩む…

というわけで、キング牧師とマルコムXについて書こうと思います。

…いや、作中この二人の写真や話題がよく取り上げられるので。
あ、ちなみに写真もこの二人です。


キング牧師とマルコムX。
二人は共に人種差別を撤廃するため活動した方々です。

キング牧師は非暴力の精神。
マルコムは反対に暴力的。「目的のためなら手段を選ばず」派。

この作品のラスト、この二人の以下のような言葉が登場します。

 キング 「人種差別を暴力で撤廃しようとするのは愚かだ
       暴力は憎しみしか生まない」

 マルコム 「私は自己防衛のための暴力を“知性”と呼びたい」

これだけ正反対だった二人ですが、マルコムは晩年、
過激な思想を持つ自身が所属する教団(ネーション・オブ・イスラム)を抜け、
メッカに巡礼に訪れるなどして、
少しずつ自身の思想を新たな方向へ向け始めていました。
彼は、それまで非暴力を唱えるキング牧師に否定的でしたが、
晩年は「キング牧師と会って話がしたい」と言っていたそうです。

彼はその希望を叶えることなく暗殺されてしまうのですが、
一度、二人が顔を合わせた時があるのです。
ただすれ違っただけだったので、じっくり話ができず、握手だけ。

その時の写真がこの映画で使われていたのです。
二人が笑顔で握手を交わす写真が。


映画のラスト、イタリア系白人の一家と黒人たちの間でいざこざが起き、
それが元で警察が出動。

白人の警官たちは争いを止めるべく、黒人の一人を殺してしまいます。
怒ったムーキー(スパイク・リー)は突然、ドラム缶で
イタリア系一家の経営する店の窓ガラスをぶち壊すのです。

そこから黒人たちによる破壊が始まり、
ついには店に火が放たれます。

燃え盛る店の中、一人の黒人があの写真を貼りに行きます。
そう、キング牧師とマルコムの写真です。

暴力と非暴力。
全く正反対の二人が手を取り合って歩みだそうとした時の写真。

しかし作中で黒人たちが差別に対する怒りとして取った行動は、
破壊と暴力でした。しかもそのきっかけを作ったのは監督自身。

目の前で白人によって苦しめられる仲間を見て、
一体彼らは何をすべきなのか。

監督はそれに屈せず、暴力を持って立ち向かった。
負けてはならない、そう言っているように。

しかし私には、燃え盛る炎の中の、二人の写真が悲しく見えました。

一体何が正しいことなのでしょう。
「Do the right thing」、“正しいことをしろ”、
そう言うけれど、正しいことって一体何なんでしょう。


作中、黒人たちの差別されてきた歴史を垣間見せるようなところもあり、
すごくよくできてるなぁ、とか偉そうに思っちゃいました。笑

あと、異人種間の関係に対する不満や、
黒人たちに対する批判の目などもこの作品にはあるような気がしました。

でもこれは、ぜひ観て欲しい映画です。
スパイク・リーの中でも本当におもしろい映画だと思います。

ただ論文書くのは大変だったなぁ。難しいんだもーん。

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